横顔

服は前見頃に多く装飾されます。

伝えたいメッセージやグラフィックを模す場合

ほとんどが前見頃に配置するでしょう

あるいは後ろ見頃


鏡は正面でとらえ、身なりを整える

正面というのは人と対する場合一番面積が大きいからでしょうね。


服を横からみる

襟口に吸い付く布、前に振れた袖、重力で落ちる布、凛と立つ襟、裾同士が反発し合い生まれるドレープ、、

そして空気を含む横顔をしている服をみるとうっとりしてしまいます。

服は袖が顔です。スーツの2枚袖は世界で一番美しい曲線を描く

人間の身体を完全に捕捉している。アフォーダンス的に人は袖を通し、ボタンがあればとめる

人が作ったのだから、当然なのですが

服はとても人間が好き

まるでわんちゃんですね。


服を、なぜそうなっているのかをよく見ること

おのずと製作者の意図がわかる

ああ、コスト削減のためか。

ビジネス面から生まれるデザインははたして、人のことを好きなのでしょうか?

今日もまた、がっかりするのです。




MYMINESIGNのたまりば

kanagawaの服と音と言葉の庭 合理性と非合理性をつなぐ

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